自由詠

2019-03-26開催(麹町)/第240回参加歌 歌順6番 第2席

殼の波紋は
愛してくれた
海の刻印
いと恥ずかし
春の あさり

数かえる

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6件のコメントがあります

かえる さま
あさりが海を愛した刻印はどこに刻まれるのでしょう?^^
艶やかなお歌で、心奪われました!

観月

2019-04-03

この あさりは、御伽草子の蛤女房の
妹なのだろうか、それとも娘?
蛤女房は、「姿を見れば春の花、形を見れば秋の月、十の指まで瑠璃をのべたる如く」と言われるくらいだから、
あさり とて、さぞかし…

肌に刻まれた愛の刻印
海は どんな愛し方をしたのだろう
うぁ、いと恥ずかし 思春期の わたし
☆☆

今井幸男

2019-04-02

貝の波紋はいろいろだなと思ってみたことはありますが・・・
このような歌になるとは、じっと貝殻を見詰めてしまいます。
ああ、こんなにと
いと恥ずかし
春の あさり
視点が素晴しいです~

まちだ道子

2019-04-01

あさりの殻をこのように表現されたのがとても新鮮で思ってもみない事。感心しました。
4~5行目に色気があります。 刺激されたか今日あさりを買ってきました。

せきゆみ

2019-04-01

あさりの殻の波紋が、海の愛の刻印とは、すごい視点。
「春の あさり」 だから 「いと恥ずかし」が効いていますね。。
 
先日、思わずあさりを買ってしまいました。
しみじみ殻を見ながら、酒蒸しにして食べました。(もちろん酒は、蒸しだけではないですよ)

映子

2019-04-01

いと恥ずかし・・・なんて言うからエッチな目で見ちゃうじゃありませんか。
五行目の一字空けに、読み手の一瞬の妄想を期待していますね(^_-)-☆

しの

2019-04-01

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