題詠(「縁」)
2019-02-26開催(麹町)/第239回参加歌 歌順7番
縁側に
射し込む陽光が
映し出す
少年の日の
秘め事
6件のコメントがあります
家の中は平凡で、ドラマチックなものは外にあると思いがちですが、
縁側に限らず奥座敷や押し入れなど家の中にも様々な物語がありました
そのなかで、縁側は外気と内気が程よく混じり合ってる場所
奥座敷や押し入れの隠微な物語も縁側に持ち出すと
生温い空気や光に浄化され程よい生臭さになるような…
陽光溢れる縁側で、どんな秘め事があったのだろう?
障子越しに縁側の陽ざしを感じながら、奥の座敷で何かがあったのかも
知れない。
もしかしたら縁側で・・・キャッ!
「縁」の題詠で「縁側」使った方多かったですね。
それぞれに趣があってよかったですが、この「縁側」には
ちょっと秘めたるもののにおいがして気になりました。
射し込む陽光が
映し出すの表現にも「秘め事」を際立たせる寒があって
上手だなって。
お医者さんごっこに興じていた私のことかと思いました。
これが少年だからよいのです。少女には秘め事が多過ぎるから。
秘め事・・・妖しい響きでそそられます(笑)
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