自由詠
2019-02-26開催（麹町）／第239回参加歌 歌順21番 第3席
沈黙の食卓
大丈夫と
言ってるような
冬バラ一輪の赤に
救われる
11件のコメントがあります
詠者ご自身で飾ったバラに救われている。詠者の心映えが其処の空気を和らげているのですね。なにか教えられました。
今井様
いつもコメントありがとうございます。
庭に咲いたバラだから、親身になって心配してくれるって、私の方が感動してしまいました。
フユソウビとも読むのですね。勉強になりました。
しの様
いつもコメントありがとうございます。
心に余裕があるわけでもないのですが、庭の四季バラが冬になっても、ぽつぽつと咲くので
何だか外は寒そうで、一輪挿しに生けたりしています。不安の種は尽きないです。
映子様
いつもコメントありがとうございます。
そうですね、「冬バラ」だと軽い感じですね、「冬薔薇」の方がこの歌の重苦しい感じに合っていますね。
とても勉強になります。ありがとうございました。
山碧木様
いつもコメントありがとうございます。
家族からは逃げる事が出来ないので、しんどい事もあります。
道子様
いつもコメントありがとうございます。
そのままを詠んだ歌ばかりです。ひねりがある様な歌が詠めたらいいのですが・・・
冬バラ一輪の赤
が沈黙、重苦しさを際立たせていてお見事です。
巧いな～
陰鬱な重い空気感が ひしひしと伝わってきます
「大丈夫と言ってるような」だから、大丈夫じゃないかもという思いもあるのだろう
庭に咲いてたバラ、家族同然のバラだから
親身になって心配してくれてる
漢字にして、「フユソウビ」などと読ませたら
リアルな空気感が絵空事になってしまう気が私にはします…
冬バラ一輪を挟んで相対にあるもの。
それがなんであっても緊張感と静寂感を伝えてきます。
この重苦しさ、伝わってきます。
何も言わない相手、こちらからもどう声をかけたらいいのか、と迷うばかり。
「冬バラ一輪の赤」が効いていますね。
歌会でのコメントにもあったかも知れないけど、
「冬薔薇」と表記した方が、雰囲気がより伝わります。
ご家族・・・ご夫婦か親子の食卓でしょうか。
不安の種があっても、薔薇一輪、食卓に飾る余裕を持っている、そのことに感心しました。
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