自由詠
2019-02-26開催(麹町)/第239回参加歌 歌順7番
黒髪に挿した簪
を襲う波
ゆるく
激しく
呑み込んでいく
9件のコメントがあります
皆様、コメント、ありがとうございます
しの様
妄想歌会、狂宴、いいですねぇ、
私などには思いも及ばぬような深みのある妄想歌が
うじゃうじゃと顕れることでしょうね
妖怪、妖精のような妄想歌との共演には心そそられますが、
なにぶん急なのでスロースターターの私奴ゆえ今回はお伺い出来ませんが
九州歌会には以前、麹町倶楽部の面々と参加し
極上の楽しい時を過ごさせて頂きました
また、何時の日か参加させて頂きたいなあと思っております
お誘いありがとうございました
この官能歌、言い過ぎず引き過ぎず絶妙の描写で感心しました。
読み手の皆様の想像力・妄想力で
好き勝手に鑑賞して頂ければ有難いですが
男が女に贈る簪には、
貴女の髪を乱したいという思いが籠められているとか…
波は、男の恋情・欲情、そして女の恍惚…
黒髪は波のように乱れ、簪を呑み込んでいく
乱れた髪のなかに埋もれて消える(堕ちる)簪は、女自身なのかも…
今井さんの作者コメントいいですね~
鑑賞の手引きになりました。
黒髪・簪・襲う波・ゆるく激しく・・・連想するための手立てを尽くしてある。
妄想の賜物ですね。ありがとうございます。
余談ですが、私たち九州歌会は次回、
「妄想歌を詠む」というテーマで各人歌を提出します。
しかも当日は花見歌会。
花の下でどんな狂宴が繰り広げられることでしょう。
今井さん、いらっしゃいませよ~
簪の細工柄は、何がよいでしょうか。
舟、花、月....
呑み込まれても、なお美しく。
身投げした女?
それ以外、考えようがないのですが・・・
もしかして、絵?
とっさに日本画を想像しました。
しかし欄干から身投げした遊女の様子にも見えます。紅絹の襦袢が川を赤く染めるのです。
次を読み込む
コメント投稿
※会員の方のみコメントを書くことができます。⇒コメントを投稿する