題詠(「四」)

2018-12-25開催(麹町)/第237回参加歌 歌順7番 第2席

顔の見えない
男たちの人となりが
なんとなく見えてくる
入院4日目の
四人部屋

はるか

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7件のコメントがあります

山碧木様、今井様、しの様、映子様、ゆみ様、道子様いつもコメントありがとうございます。
今井さんとしのさんのおっしゃる通り、主人が昨年、命に関わらない手術で一週間入院した時の歌です。
四は四人部屋で使おうと思いましたが、四日目でも使ってお題の四を強調しました。

はるか

2019-01-10

題詠「四」から
こういう歌が生まれるなんて、すごいこと。
顔の見えない
から
四人部屋
まで
すーっと引き込まれました。

まちだ道子

2019-01-08

お題を無理なくはめ込んでいるし、病室の匂いまで感じ取れそうです。

せきゆみ

2019-01-07

顔の見えない男たちって? 
作者とどんな関係なんだろう? 
疑問符と期待が高まって、4行目ですらっとわかる。
止めを刺すように「四人部屋」。

すっきりと気持ちがいいです。

映子

2019-01-05

4という中途半端な数がこの歌にピタッと合いましたね。
それほど重篤な病気とも言えず、長びいた入院生活でもなく四日目あたりに思うこと。

しの

2019-01-03

男性の四人部屋へ付き添い あるいは面会に行っての歌かな
カーテンで仕切られていて顔は見えないけど
カーテン越しの会話や、カーテンから漏れてくる声や気配で
徐々に人となりが分かってくる…
それとも 包帯で顔が見えない…?

女性部屋だと もっと会話が弾んで、違った雰囲気なのかも知れませんね…
☆☆

今井幸男

2019-01-03

ちゃんと四が入っている。
まるで自由詠のように、サラッと肩の力が抜けている。
男たち、まずここがいい。
作者と四人部屋の関係は、何だろうと想像していたら
四、五行目で見事に収めた、見事だなあ。いやはや、参りました。
★★

山碧木星

2018-12-30

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