自由詠
2018-12-25開催(麹町)/第237回参加歌 歌順17番
針のない時計は
もう
未来を見ない
いや
永遠に 自由 だ
6件のコメントがあります
針のない時計
目に見える物に縛られないことなのか
作者はムンクの世界観を詠ったとのことでしたが
コメントもう少し聞かせて〜
時計はただ時を刻むだけ、それに意味を持たせているのは人間達。
針の無い時計は単なる文字盤。
それは自分の生きる道も義務も放棄した姿ですね。
過去も未来も、現在という定義もない。
さてそれを自由というのか、とも思うけど、
瞬間的になら、そんな次元に立ってみたい。
哲学的で物理学的な雰囲気の中に、絵画的なシュールさ・・・
永遠に自由というのは、嬉しくもあり寂しくもあり。。
時計は一つの喩であって、なにか規範のようなものを持たずに
好きなように生きることへの憧れでしょうか。
「自由」の前後に入れたスペースによってくっきり見えます。
「針のない時計」を即物的に考えると、
デジタル時計、砂時計、水時計…
でも違うんだろうなあ
針は人間社会に存在する指示命令のようでもあり
価値判断をするときの物差しのようでも
時計の針と同じように、他者の作った物差しは
狂ってる場合もありますから
私は、自身の裡にある体内時計を大切にしたい…
次を読み込む
コメント投稿
※会員の方のみコメントを書くことができます。⇒コメントを投稿する