題詠(「捨てる」)
2018-11-27開催(麹町)/第236回参加歌 歌順12番
フェンスを越えて
樹々の赤い実
ゴミ捨て場にも
秋を
連れて来て
4件のコメントがあります
ふとハキダメギクという小さな菊を思いました。
可哀想なこの名前をつけたのは、植物学者の牧野富太郎。
掃き溜めで発見したからなのですが、そのままネーミングにする人と、素敵な歌にする人と・・・
赤い実
に秋を表して素敵です
ゴミ捨て場は必要不可欠なのに
腐敗臭が漂っていそうとかのイメージで敬遠されがちな場所
そこに フェンスから赤い実が越境してきて
ゴミ捨て場を労い、
周りの人々を和ませてくれている
そんな思いかな?
この歌は題詠なのでいいのですが
ゴミ捨て場は、ゴミ置き場と呼んだほうが
捨てる人の責任感が湧くかも…
紅葉の名所ばかりではなく、一様に色づくのに
ゴミ捨て場の樹々は注目されなくて拗ねているでしょうね。
コメント投稿
※会員の方のみコメントを書くことができます。⇒コメントを投稿する