自由詠
2018-11-27開催(麹町)/第236回参加歌 歌順17番
触れれば
パリンっ て割れそうな
まんまるな 月
薄雲に囚われそうで
走って走って 追いかけて
4件のコメントがあります
あんまりにも美しい満月で薄雲にかかりそうになると
音を立てて割れてしまいそうで、車を運転していて、
雲にかからないルートで思わず追いかけてしまいました。
私自身追いかけられているような不思議な感覚にも。
コメントいつもありがとうございます。
割れそうな月。まんまるに張り詰めた月。心模様でしょうか。
何かに囚われた心に雲がかからないように、と願いをも追いかけられたのでしょうか。
触れれば パリンっ て 割れそうな まんまるな 月 に
無意識に 自分 あるいは大切な誰かを重ね合わせているような気もする
その月が薄雲に囚われて欠けぬよう
薄雲に負けぬよう に追いかける
暗雲でなく薄雲だから、重大な危機感ではなく
不安のようなものなのかも知れませんが…
純粋な実景だけならばいいのですが…
月が薄雲に覆われそうなのが心配で、月を追いかけている、というのがこの歌の言いたいところですね。
月を追いかけるという子供のような高揚感が、すばらしい。
だとすると1、2行がそぐわないかな、と思います。
「パリンと割れそうな」という表現は、初めてではないような・・気もするし。
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