題詠(「一日」)
2018-10-23開催(麹町)/第235回参加歌 歌順8番
あの日が まるごと
心地よい一日になって
しまったのです
あの一瞬が有った
それだけで
7件のコメントがあります
さよならホームランではなく、さよならヒットですね。
とってもよく伝わります。
そう、「なって しまったのです」は
9回終了後 延長戦、代打一発 さようならヒット
のような感覚ですかね
さようならホームランのような
万人の心に残る派手さはありませんが
自分の心には残っている
これも、自由詠の 襞毬の神 なのかも
わたしの 心の襞の谷間で 折に触れて
コロコロ転がり ほっこりさせてくれます…
印象の強さで一瞬がその一日丸ごと記憶に鮮やかに残る日ってあります。3行目がそんなほずはなかったのに意外にも、というふりかえっての驚きを感じます。
人間は、毎日毎日24時間記憶することはできない
特別な日でも、24時間まるごと記憶することはできません
薄ら闇のような記憶の中に、耀く一瞬があるからこそ
その日が まるごと心地よく思えるのでしょうね…
しょっちゅう有ることではありませんが
一日の終盤、人生の節目などにあったりしますね…
いいですね、恋かもしれない
とびっきりいい事のあった一日かもしれない
「あの一瞬」は小さいさささいなものだったのかもしれないけれど
大きな力となるそういうものなのでしょう。
ほっこりとします。
これは純情な恋の歌。
過去を振り返れば、そこだけカラー写真みたいに色鮮やかに見える。
幸せなことです。
一瞬が永遠をつくることもありますね。
次を読み込む
コメント投稿
※会員の方のみコメントを書くことができます。⇒コメントを投稿する