自由詠
2018-10-23開催(麹町)/第235回参加歌 歌順22番 第3席
芝生の上で花嫁が
カメラに囲まれている
お父さんは
群れから少しはなれて
松の幹をさすっている
5件のコメントがあります
松の木が見つからないお父さんは、どこに手を持っていけばいいのでしょう。
花嫁の父の心境はよく語られますが、このお父さんの行為は印象的ですね。
このシーンを捉えた作者の目に☆☆入れました。
さすっている ってのがいいですね。
ちょっと凭れ掛って手で触っていただけかもしれないけど
さすっているように見てしまった。「おい松の木よ、おまえも辛いか。しゃあないな~~」
お父さんにとって
武骨な松の木は
自分自身なのかも知れない…
花嫁の父ってこういう感じなのでしょうね。
あらら寂しいでしょうにと優しいまなざしで見ている
作者の微笑みが目に浮かぶよ云うです。
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