自由詠
2018-10-23開催(麹町)/第235回参加歌 歌順19番
「今夜は酒池肉林だね」
と 十二歳にやり
お主 わかっているな
肉も酒もある
食卓
7件のコメントがあります
先ずおとな顔負けの12歳の賢さにやられました。次にこの食卓を囲んでた作者の映画監督みたいな構成眼にも遣られました!
オジさんは、チチニクリン〜なんて、ダジャレが頭に浮かんで、つい言いたくなるのは
脳の言語をつかさどる側頭連合野が発達して前頭葉で抑えが効かない老化
と、NHKのチコちゃんが言っていました。
子供だと思っているとどきっとすることを言ったりするんですね。作者の4~5行目の受け方にしゃれっ気があっていいですね。
酒池肉林、
純粋な十二歳は文字通りに解釈する
大人は、その後に存在した物語を含めて解釈する
この十二歳は おませなのかな…
私個人は、後者を誤用だと決めつけたくはない
報告文や説明文でない詩歌のなかの文字は
その文字が背負っている物語をも探索しながら鑑賞します
深読みし過ぎでも それが楽しいので…
この12歳は、ちゃんとわかっていてカマトトっているのです。
こちらもそれをわかっていて、
そうだね、酒も肉もあるね と。 (*^-^*)
頭いい!
私が「酒池肉林」という言葉を覚えたのは、はて何歳だったかな~
いい年になってからだ。
にやり とか お主 とかって、雰囲気の伝え方が絶妙で笑えます。
今度焼き肉に行ったとき使わせてもらお。
この十二歳はよくわかっている、
ただものではないですね。
十二歳にやり
お主 わかっているな
の無言のやり取り二人の関係がなんともいいです。
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