自由詠
2018-06-26開催(麹町)/第231回参加歌 歌順16番
こんなところに
身を
潜めていたんだね
香りをたどれば
くちなしの花 六月の雨上りに
6件のコメントがあります
コメントありがと~
実家の庭を植木屋さんにお願いして。
梅の木とあじさいの木に挟まれてくちなしの花が
こんなにいっぱ花をつけていたんだと、びっくり
植木屋さんに良い香りしてるでしょって言われて
気づいたのです、雨上りだったので特に香りが…
あのあまやかな香りで惹きつける、誰が名付けたか「くちなし」とはよう付けたものと思います。
「六月の雨上りに」で、 渡 哲也の「くちなしの花」が引っ込みました。
身を潜めているのは
白い花だけではないのでは
身を潜めていた
緑色の青虫が うじゃうじゃでてきて
木が丸坊主になってたりも…
なんだか、物語が生まれそうです
親は透明な翅のスペースシャトルのような蛾
親が
緑色の背にクチナシの精を乗せて…
なんのために!
どこへ?
虫の付かないクチナシもあるかもですが…
隠れていてもすぐ分かる。
白いお尻の女の子。齧らないけれど・・・
可憐なくちなしの花への言葉掛けが、まるで妖精にでも語りかけているよう。
地味な木だから、花が咲かないと気が付かないけど、あの白い花でくちなしとわかる。
その驚きが解ります。
「六月の雨上がり」が効いていますね。
行替えをちょっと考えて、「六月の雨上がり」を独立した一行にしましょうよ。
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