自由詠
2018-05-22開催(麹町)/第230回参加歌 歌順22番
指のささくれを
親不孝のしるしと
思うのは
心の奥が
疼くから
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子供の頃、栄養が片寄っていたのか、ささくれが酷かった。
それなのに親不孝のしるしなんて、と今思うわけですが、それでも刻印されてしまった
ささくれは、あの日々を繋げるタイムマシーンなのかも。☆☆
「やさぐれになると 親不孝」なら
家出少年を戒める言葉になりますが…
ささくれは、
栄養状態や体調の問題なんでしょうに…。
どんな切っ掛けでもいいから
たまには
親のことを思えということなんでしょうかね…
私は、親不孝のまま両親を見送りましたが、
遺影は常に微笑んでるので、
心の疼きが 徐々に希薄に…
指がささくれたことがないのですが、親孝行したとは思っていませんよ。
俗にいう「指のささくれは親不孝」、それに限らず刷り込まれた言草は良くも悪くも人を立ち止まらせます。
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