自由詠

2018-05-22開催(麹町)/第230回参加歌 歌順19番

醤油の臭い
豆腐屋のラッパの音
遮られて届く陽の光
物の怪は塀から生まれる
京の路地         *路地=ろーじ

かおる

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8件のコメントがあります

京都は
京の路地(ろーじ)にあるのだなって思いました。
観光客は表しかなかなか見れませんから、新鮮でした。
路地(ろーじ)のイントネーションがいいですね~~~

まちだ道子

2018-06-01

今井さま、匂いではなく、生活に密着した佃煮のような感じなので臭いです。
京の老爺.....(^_^;)手が出てきたら触られる前に、請求書を渡します。

かおる

2018-05-31

映子様、中学まで東山区に住んでいたので、お友達の家がろーじの奥にあって、子供心に怖かったです。引っ越し前まで、家も町家でした。独特の処にいたと感じたのは、大きくなってからです。

かおる

2018-05-31

しのさま、ありがとうございます。
小さい頃にろーじやら、町家を体験したので、怖さだけが残っています。
私も、隠れ陰湿かもしれません。苔とか好きやし。

かおる

2018-05-31

三行目までは昭和の色合いが濃く残る、どこにでもありそうな町ですが、
後半が京都ならではですね~。歴史の謎も疑惑も孕むあの細い路地は
歩いてみなければこんな気配を感じることはできませんね。(続)

しの

2018-05-30

遮られて届く陽の光←ここを見逃してはいけません。陰湿なイメージがつきまといます。
作者が陰湿でないのはなぜでしょう。

しの

2018-05-30

京都の描写が旅行者の目でないところが、新鮮です。
京都の路地と塀をイメージさせておいて、物の怪を出してくるなんて、ニクイ!  
「ろーじ」というルビも地元感いっぱいですね。

映子

2018-05-29

千葉県の野田なら なんとなく納得ですが、
京都も醤油の臭いがするんですか、
匂いでなく臭いなんですね…

嗅覚、聴覚、視覚と3行目まできて
味覚と触覚は塀のなかに塗り込められているのだろうか…

京の味も、塀から生まれる…
京の老爺(ろーじ)も塀から生まれる…
塀から手が出てきて触られもするのかな…

今井幸男

2018-05-28

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