題詠(「寄」)
2025-12-16開催(麹町)/第321回参加歌 歌順6番 第1席
寄り付く
船のなくなった
桟橋は
ただそこにある
桟橋のまま
4件のコメントがあります
①「船」に用いられるいくつかの漢字のなかで《船》が使われたことで、景色は大きく変わり、
コンクリートで固められた そこそこ大きな廃港などを想像しました。
連絡航路の廃止で使われなくなった港か、あるいは震災などで復興されずに捨て置かれた港か。
②小さな木製の桟橋とは異なる厚く重い記憶が漂っているようにも思えました。
寄り付くことのなくなった桟橋とは別な場所に新設されたからでしょうか
桟橋のままそこにある、役目を終えた完了を感じます。出船、入船は桟橋から出て
桟橋に帰ります。桟橋は歌の歌詞にもたびたび出てきます。「霧の桟橋」「涙の桟橋」
「女の桟橋」桟橋という言葉には情緒を感じます
船が付かなくなった桟橋は、
もう桟橋とは言えないけど、だたそこにある。
冷たく波立つ波に身を任せているだけ。
「ただそこにある 桟橋」が見えるようです。 ★★


コメント投稿
※会員の方のみコメントを書くことができます。⇒コメントを投稿する