題詠(「陰り、翳り」)
2024-08-27開催(麹町)/第305回参加歌 歌順1番
余白の中に
美のかたち
長谷川等伯「松林図屏風」
翳り
極まる
3件のコメントがあります
この世の辺境、隣の世界のちょっと手前というような幽玄な松林図。
この二十本ほどの松ノ木は隣の世界からの使徒なのか、
すーっと吸い込まれて行ってしまうような気もする…。
私の場合は、生き様に満足出来たならば、死に様には拘らず
最期は、人知れず静かに松林図の中に消えたいかな…
☆☆
松は靄の中にあってボンヤリしているのに、歌は墨の如くクッキリ。
静けさの風景に「美の形」「極まる」が収まるのは、やはり名画だからか。
★★
とても好きな絵。素晴らしいですよね。
「翳り 極まる」の表現が広告のキャッチコピーのようにかっこいいです。
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