題詠(「花」)
2023-03-28開催(麹町)/第288回参加歌 歌順18番 第2席
根に樹皮に
眠っている花彩を *花彩=はないろ
ゆさぶり覚して
綾絹を
染める
4件のコメントがあります
染色の繊細さが伝わってきます。
眠っている花彩
を引き出していくのですね。
染色のことはよく知りませんが、
若木ではなく、黒くごつごつした幹の老木の方が良い色を出すのかしら?染色の妙を感じました。
しの さんのコメントの最終行も素敵です。
はいはい、この知識は得意分野です(^^)
咲いた花では桜染めは出来ないんですよね。咲く前の樹からでなくては。
ゆさぶり覚まし
綾絹を
染める
樹の命の色に染まった反物がもう一度、袖を通す人を染める。
草木染めで出る色は、外から見ていただけでは判らないですよね。
2~3行目に込められた実感がじんわり効いている感じ。
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