題詠(「花」)
2023-03-28開催(麹町)/第288回参加歌 歌順16番
知らぬ間に
人を傷付けて
今日があると
桜 散る花びらが
優しく叩く
3件のコメントがあります
その昔から桜ほど人にもの思いをさせる花はないのでは と思います。
老木ほど美しい花を咲かせると聞いたことがあります。見る人もより深く見るようになる。
散る花びらを見つめていると、もの想いをしなければ、いけないような気持ちになります。
作者は、ふと振り返って、そしてまた現実へ。
★★
若い頃は人を傷付けても気づかなかった、今ではもう、詫びも言えぬ、花びらに打たれている。
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