自由詠
2023-03-28開催(麹町)/第288回参加歌 歌順28番 第2席
闇が
灯りを
育て
灯りが
闇を照らす
8件のコメントがあります
闇と灯り(光)は支え合うものなんですね。
ほんと哲学的なお歌ですね。
皆さま 過分なコメントを頂きまして有難うございます。 闇がおりてくるにつれ、星も庭園灯も明るさを増してくる
のを見ていて 闇と灯りの関係性を歌にしてみたかった。違う意味にもとって頂けるかな?の期待もありました。
哲学のようです、陰と陽のように闇と光りもお互いを引き立てるために存在している。
陰影を映し出す行灯は、二人の男のやり取りをジッと醸し出す。
映画「仕掛人・藤枝梅安」のワンシーンを思い起こしました。
その実態を描こうとすれば、人は目を閉じて、闇をつくる。
光を抑えてこそ、真実が見えてくるのかもしれない。
互いになくてはならない互いに互いに引き立て合い、静かに馴染む空間。真っ先に、夜の画家、ジョルジュ・ラ・トゥールの絵を思いました。
う~~む。深い。
叙景のようでもあり、人としての有り様にも見える。
押しつけがましくないところが好きです。
闇が濃いから、わずかな灯りが存在感を増し、
灯りがあるからこそ、闇の深さが際立つ。
詩的で哲学的な歌ですね。
歌に格調と深み、美しさとが感じられました。
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