題詠(「無」)
2022-11-22開催(麹町)/第284回参加歌 歌順23番
無慈悲なドローンが
無差別なミサイルが
飛んでくる
無防備な
ある日の朝に
4件のコメントがあります
コメントありがとうございます。
防衛費が増大し、緊張感も増していますが、今や戦争は、新時代。
無慈悲な新兵器が次々に開発され、人はそれで殺戮されていくのだろう。
8月6日、8時15分、幸せな朝餉を消し去ったように。
無慈悲も無差別もイヤですね~。怖いですね~。
天災だけではなく、こういった利器・兵器が飛んでくるかもしれない。
用心のしようもないです。
無の付いた言葉を選んで作った構成が巧み、理不尽な現実が読み手に迫る。
《ドローン》の軍事利用は、日用品の軍事転用の様なものでしたからね。
一国家という社会を越えて、世界全体が軍事と日常との密接さに混乱を覚えた瞬間があったでしょうね。
《無慈悲》《無差別》《無防備》という3音の漢語の使用が現時代の冷たさを象徴しているようです。
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