題詠(「無」)

2022-11-22開催(麹町)/第284回参加歌 歌順8番

行先も確かめず
飛び乗った列車
無謀だからこそ
展ける       *展=ひらける
人生もある

酒井映子

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8件のコメントがあります

「行き先も確かめず 飛び乗った・・・」
何も分からないけれど行ってみようか、私もそんな生き方
してきたかなと思いますし、そうできる環境に感謝する
ところも大きいです、何とかなると思えることって幸せ
なことです。

まちだ道子

2022-12-10

このお歌を読んで、自分の辻褄合わせができたような気持ちになりました。
後になれば無謀だったと気づくけど、その時は勢いがあって身体が動くのですよね。
今はいろんなものが邪魔して出来ないけど。体力もないし。

しの

2022-12-10

思い出しました。
聞かれる前から、出来ますと答えていた日がありました。
チャレンジに飢えていた頃、喰えなかった頃。
今があるのが不思議でならないのです。★★

山碧木星

2022-12-07

先のことはいくら考えても、確かな結論はでないもの。
ある時期の決断を、是とするか非とするかは、その後の行動次第ですね。
何とか辻褄を合わせてでも、「いい人生だった」としたいものです。

映子

2022-12-01

ま のすけ さん
 ありがとうございます。
 Z世代といわれる今の若者の言動は、私の理解から遠いのですが、
 彼等は彼等なりの道を行くのでしょう。
 同じ価値観では論じられないのかな、と眺めています。

映子

2022-12-01

《列車》に乗れる(乗る)人数が少ない時代は、乗れずにまた乗らずに後悔したものは多かったのでしょうね。
もちろん行動的少数派の中にも《飛び乗って》好かったと感じる方も居られれば、後悔された方も居られる
のでしょうが…。 女帝酒井さんらしさの活きる歌ですね。

ま のすけ

2022-11-29

「現代は」と日本の姿を眺めてみたとき、若い方々の間にふわりと漂うアンニュイ感の源は
「生まれた時から列車に乗せられていた」感なのかとも思えました。
ならば現代の《無謀》は、むしろそこから「飛び降りれる」かどうかなのかも知れませんね。
等々いろいろ想像が膨らんだ歌でした。

ま nosuke

2022-11-29

あの日、あの時、無謀だったから、今ここのいいる、
前2行そのままだった自分に感謝。

田中きみ

2022-11-29

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