自由詠

2022年 年間総合第2席

2022-11-22開催(麹町)/第284回参加歌 歌順14番

冬凪ぎの海の
騒めきはじめて
十二月 また
人を
好きになる

紫野 恵

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10件のコメントがあります

十二月がいいですね。
一月、二月の年初ではなくて、今年も残り少なくなり、暮れも押し迫って来た12月に
又人を好きになってしまったという感じがいいです。恋多き女性は素敵!
お会いしたかった紫野さんにお会い出来、嬉しかったです。楽しい歌会になりました。

はるか

2022-12-19

心がざわつくのって私まだ生きているんだと思える瞬間ですね。
この五行に心ざわつきます。

まちだ道子

2022-12-10

きみさん
はい、寒さが好きです。
雪の中のジョギングなんてわくわくします。
九州以外のところに住んだことないので、寒い土地で生活するとなると
そんなことも言ってられないのでしょうが。

人生で言うともう「玄冬」ですが、人を好きになるのはいいもんだなぁ~と。

しの

2022-12-09

でも・・・
冬、しかも厳冬が好きという男性に未だかつてお目にかかったことがない。

しの

2022-12-09

おしゃれな歌~
恵さんの見ている海は玄界灘かな。
となれば、この「人」は間違いなく男性でしょう。

東京湾では、こういう歌にはならないなぁ

映子

2022-12-07

うたごころに満ちたお歌、とても姿が良くてしゃれています。

せきゆみ

2022-12-07

風が収まり、ようやく穏やかな冬の海となった。海は光を受け、凪いでいる。
なのに私のなかで、小さな波が立ち始めた。
新たな物語のプロローグのようだ。
★★

山碧木星

2022-12-05

寒さが厳しくなると人恋しくなるというのは人間の生存本能の
一つなのかも知れませんね
誰でも凍え死にしたくないですから…なんてこと言ったら
相手に 私を湯タンポ代わりにするなと怒られそうですが
でも、湯タンポがほしい時もある
湯タンポになりたい時もありますね…

今井幸男

2022-12-03

《冬凪の海の/騒めきはじめて》という「寒さ・冷たさ」のイメージを保ち続けながらも、
歌全体の読了感には、「冬の陽だまりの暖かさ」といったものが伝わってきます。
3行目に一拍空けて据えられた《また》がとても素敵な仕事をしているからなのでしょうね
お会い出来ず残念です。

ま のすけ

2022-11-29

紫野さんが作者コメントで寒さが好きとおっしゃったので
来月の題詠を「寒」にしました。

田中きみ

2022-11-29

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