自由詠
2022-05-24開催（麹町）／第278回参加歌 歌順10番 第1席
線が
一本
どっかに行っただけで
文字はうろたえる
自分を見失う
9件のコメントがあります
久しぶりに大好きな麹町歌会に出席できただけでうれしいのに、思いがけず1席いただき大感激です。。ありがとうございまし
だいたい、いつもうろたえて自分を失ってしまう私なのです。この歌を書いたあと、いろんな文字の
線や点を外してみたら、意味を成す字成さない字があり発見でした。
久しぶりに大好きな麹町歌会に出席できただけでうれしいのに、思いがけず1席いただき大感激です。。ありがとうございまし
だいたい、いつもうろたえて自分を失ってしまう私なのです。この歌を書いたあと、いろんな文字の
線や点を外してみたら、意味を成す字成さない字があり発見でした。
たった４本の線でも、難しい漢字
父
きちんとあっても不機嫌な顔をしていますから
１本、無いとなると、それはもう情けない、そのものです。
私も先ず 比喩が新鮮で素晴らしいと思いました。
確かにいつもの様でないことが起こるとはうろたえますよね。
それを文字に例えるなんて感性すばらしい。
リアル歌会での一席おめでとうございます～
《１》
線が一本消えただけで別の意味になってしまう場合は気をつけねばですね
自分が自分でなくなってしまいますから。
でも、想像で補える場合や前後の文脈で解る場合もある。
書き順はこうでなければ、ここは止める ここは払わねばと厳格に育てられ
完璧主義になってしまった文字は一本消えたら
《２》
狂ったように うろたえるかも知れませんが
鷹揚な読み手は想像力を使って補ってくれる
読み手の愛や思いやりを信じてる文字は はにかむかも
知れませんが うろたえまではしない
公文書でもない限り、読み手の思いやりや想像力を
信じる文字になりたい
そして文字への思いやりをもった読み手になりたい
線が一本どっかに行く という表現が秀逸ですね。
小さい字の場合は誤魔化せるので、字はシレッとそこにいます。
一本多くても落ち着かない、私は一本多かったり少なかったりのいいかげんな手書き人間。
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