自由詠

2022-05-24開催(麹町)/第278回参加歌 歌順9番

街なかの花壇で満面の
笑みを浮かべる花は憂いを抱え
高山の岩場で
さりげなく微笑む小さな花は
確固たる自信を宿す

今井幸男

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10件のコメントがあります

観月様
 コメント ありがとうございます

私は 植物より むしろ人間の方に強い興味があるのですが
なにせ斜めや裏から見ることが多いので
表現するとなると内気な私は躊躇してしまいます (笑)
その鬱屈が、思いを植物へ向けさせるのかも知れません…

花を食ってばかりでは生きてはいけぬ 団子も大事ですよね…

今井幸男

2022-06-21

今井さんのお花へに愛情が溢れでているお歌ですね!
どちらかというと、花より団子なワタクシですので、勉強させて頂きました。

観月

2022-06-20

        《1》
山碧木様
 コメント ありがとうございます

高山植物とて 風で飛ばされたり雨で流されたりした種子や
風雨で抜けてしまった株は 重力で少しづつであっても
下へ落ちてくるはずですが下界には生えません。
自分の意思で厳しい環境に生えてる、まるで仙人のようにも思えます。

今井幸男

2022-06-11

        《2》
人の手で下界に植られて育つ高山植物もありますが
雑草などに埋もれると消えてしまいます
高山植物は不戦主義、だから敵のいない厳しい環境に生えるのかも。
高山植物から教わること多々あるような気がします
そう 活力も貰えますね!

今井幸男

2022-06-11

雨風の中で小さく揺れている高山植物を見るのは、いいものです。
辿り着いた高山は、望む場所ではなかったのかもしれないけれど、そこで根を下ろしています。
頑張らねばと、思っちゃいます。

山碧木星

2022-06-10

まちだ様
 コメント ありがとうございます

花壇の花は期待されている、
見る人を楽しませるという使命を帯びている
これも大変なことですよね…

私が どちらかというと岩場や砂漠や日陰に生える植物に
強く心魅かれ活力を貰えると感じるのは
私には華麗な花を咲かせる力が無いからなのかも知れません…

今井幸男

2022-06-08

        《1》
しの様
 コメント ありがとうございます

花壇の花は人の手によって植えられ保護されながら
そこで満面の笑みを浮かべて精一杯に咲き人々の心を
癒し晴れやかにする、それが生き甲斐なのでしょうが

人の都合で いつ抜かれるか分からない不安や
自分の引き際を自分で決められない無念さも感じてしまうのです

今井幸男

2022-06-07

        《2》
自分の力で岩場に生えた高山植物は 一生 人目に触れずに
終わるかも知れない、
それでも風雪や日照りなど過酷な環境と闘いながら
自力で粛々と命を全うする。
そこに私は 秘めた自信を感じるのです。

どちらの生き方が良いとか悪いとかではなく
与えられた環境で心ほがらかに生きればいいんでしょうね…

今井幸男

2022-06-07

花壇の花は植え手の思いが強いですからね。
綺麗に咲いてという期待をになっていますから。
岩場ではないですが道路の敷石の間から芽を出し花を咲かせる
小さなスミレなどを見るといいねと思わず微笑えんじゃいますね。

まちだ道子

2022-06-07

花は咲く場所を選べない。
今井さんの詩人の目には繊細な花の心が見えるのですね。

人も置かれた場所で咲くしかない。

しの

2022-05-31

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