題詠(「古い、古」)
2021-11-16開催(麹町)/第272回参加歌 歌順6番
この本を読んだ人は
泣いたのか
笑ったのか
古本屋で手にした
一冊
5件のコメントがあります
読んだ古本の内容が興味深いものだったことをうかがわせます。だからこその2~3行目ではないか。
一冊の古本から派生する感情に意外性があった。
転居の時、たくさんの本を処分しました。ブックなんちゃらは一冊も買い取ってくれずに
本を持っていっただけでした。思い入れのある本がいっぱいでしたが。
あとから思えば、「泣けたぞ!笑えたぞ!てんでつまんなかった!」くらい
書いておけばよかったかも・・・くやしくて。
古本屋で買った本の間に、最初の書店のレシートが挟まっていたことがありました。
それを見たとき、この本を私より前に読んだ人のことが
妙に気になったことがあります。
Book Off も手軽でいいけど、
神保町の古本屋も、人間の匂いがして
好きです。
どうしてここに居るの?
古本屋さんに並んでいる本には独特な匂いもありますね。
誰かに読んでもらいたい 泣くだろうか 笑うだろうか
とその場に連れて来られたのかもしれない。
手にした一冊がこうして読み継がれるというのもいいね。
本に訊いてみてくださいな
たしか本にも耳や小口があったと思うので
小声で答えてくれるかも…
読み手が替わることによって、
同じ読み手でも 読むごとに
違った感情や考えが湧いてくるのが
奥行きのある豊かな作品と
いえるんでしょうね、五行歌も…
奥行きのある豊かな作品は
読み返すたびに味わい深くなる
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