自由詠
2021-11-16開催(麹町)/第272回参加歌 歌順7番
鶏頭のような
怪気炎を昇らせ
大都会を成敗して歩く
勧善懲悪気質に
ほとほと手を焼く
3件のコメントがあります
怪気炎に近いものを立ち上らせることの多い私ですが、その方向性が
絶対に正しいと、違う考えを成敗する怖さがこのお歌にあります。
魔女狩りを思い起こします。
《1》
今の世の中、こんなこと野放しにしておいていいのかと
思うようなことも有ることは有るのですが。
多様な思いや考えが有ってこそ豊かな社会になるのに、
自分と同じ考え以外は悪と決めつけて 憲兵のように
取り締まろうとする不寛容な精神が ざわざわと巷を
さ迷っているのは、なんとなく不気味ですね…。
《2》
鶏頭は 花の鶏頭なのか 鶏の頭なのか…?
花の鶏頭は 今は 色々な色や形のものがあるけれど
確かに昔は毒々しい赤色の厳めしいケイトウが主でしたね
鶏は 子供の頃 父に黒目を突っつかれるぞと言われたように
獰猛なとこもありますし、
首を伸ばし何かを探すように歩く姿は憲兵のようでもありますね…
☆☆
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