自由詠

2021-11-16開催(麹町)/第272回参加歌 歌順7番

鶏頭のような
怪気炎を昇らせ
大都会を成敗して歩く
勧善懲悪気質に
ほとほと手を焼く

数かえる

コメント投稿

※会員の方のみコメントを書くことができます。⇒コメントを投稿する

3件のコメントがあります

怪気炎に近いものを立ち上らせることの多い私ですが、その方向性が
絶対に正しいと、違う考えを成敗する怖さがこのお歌にあります。
魔女狩りを思い起こします。

まちゃこ

2021-11-26

        《1》
今の世の中、こんなこと野放しにしておいていいのかと
思うようなことも有ることは有るのですが。
多様な思いや考えが有ってこそ豊かな社会になるのに、
自分と同じ考え以外は悪と決めつけて 憲兵のように
取り締まろうとする不寛容な精神が ざわざわと巷を
さ迷っているのは、なんとなく不気味ですね…。

今井幸男

2021-11-23

        《2》
鶏頭は 花の鶏頭なのか 鶏の頭なのか…?

花の鶏頭は 今は 色々な色や形のものがあるけれど
確かに昔は毒々しい赤色の厳めしいケイトウが主でしたね

鶏は 子供の頃 父に黒目を突っつかれるぞと言われたように
獰猛なとこもありますし、
首を伸ばし何かを探すように歩く姿は憲兵のようでもありますね…
☆☆

今井幸男

2021-11-23