自由詠

2021-11-16開催(麹町)/第272回参加歌 歌順2番

片抜手すべらせ
白波も立てず
古式泳法で
沖へとむかう
父の幻

柳瀬丈子

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2件のコメントがあります

私の父は明治36年うまれでした。
父が泳ぎに連れて行ってくれて、赤いふんどしで(恥ずかしかった)、古式泳法で
泳いでました。小学校低学年だったので、古式泳法などという事しるよしもなく
後年父を見直したものでした。父を思い出し涙したお歌です。

まちゃこ

2021-11-26

古式泳法で泳ぐ男性。昭和も初めに生まれた人でしょう。
「沖へ向かう 父の幻」ということだから、
現実の話ではなく、在りし日の父君の姿なのでしょう。

沖へ向かう男性の姿が見えるようです。

映子

2021-11-20